フィンランド産バルチックの高級型和型墓石。都立谷中霊園

ホームページをご覧いただきまして、ありがとうございます。武蔵石材店の井岡進と申します。谷中霊園にて、フィンランド産バルチックの高級型和型墓石を建立させていただきましたのでご紹介いたします！

谷中霊園　1.6～1.8㎡　石塔：フィンランド産バルチック　外柵：河北山崎

 

谷中霊園に当選してお墓を建てたいというお客様からご連絡をいただき、ご自宅にお伺いしてお話を伺いました。建立予定の墓地の並びにもすでにたくさんお墓が建っていたので周りのお墓を色々ご覧になったようで、「和型のお墓がいい」「墓誌を付けたい」とご希望はある程度固めておられました。

 

完成したお墓です。当初は全体を黒系の石にする案もありましたが、最終的には墓石部分は白系で、外柵は濃いめの色で製作しました。使用した石は、石塔が淡青色のフィンランド産バルチック、外柵は黒系の河北山崎です。

 

８寸の高級型和型墓石です。シンプルな印象ですが、細部の様々な加工で高級感のある仕様です。

 

棹石の頭は中央が盛り上がった形状で、「香箱加工」という伝統的な加工です。

 

上台は、なめらかな曲線の「亀腹加工」となっています。こちらも伝統的な高級加工のひとつです。亀のお腹のような曲線が特徴で、高級感があって見た目にもきれいなだけでなく、表面に水が溜まりにくいというメリットもあります。

 

下台は、四方に向かってわずかに傾斜を付けた水垂れ加工です。こちらも、水が溜まりにくいことで汚れが付きにくくなります。

花立と水鉢は一体型で、丸みを付けた特徴的なデザインです。展示しているお墓にあったものを気に入っていただきました。

 

ご希望の墓誌は、外柵の袖石に埋め込む形で設置しました。お参りスペースを広く使うことができます。

 

額字部分は周りに白色を入れました。数種類の書体の中から選んでいただいたものです。

 

墓誌も、石塔と同じバルチックを使っています。香箱や亀腹と統一感のある、曲線を意識したデザインです。

 

白っぽい部分は、すべり止め加工をしている箇所です。サンドブラスト加工でザラッとした仕上がりになり、濡れても滑りにくく安全にお参りいただけます。また、通常は磨き面にサンドブラスト加工をして、すべり止め部分が少し彫り下げられることになりますが、こちらはすべり止め部分を浮かせています。この方が水が溜まりにくいので、その分汚れが付きにくくなります。すべり止め加工は安全にお参りすることができる一方で、ツルツルした磨き仕上げの部分と比べると汚れが付きやすくなるため、十分にご説明してお選びいただいています。

 

お客様には大変喜んでいただけました。このたびは、当店にお墓の建立をご相談いただきまして、ありがとうございました。自転車でお参りに来られるほど谷中霊園のすぐ近くにお住まいでしたので、こちらにお墓が建てられて本当によかったですね^^ こまめにお参りにお越しいただけると思いますので、お参りされていて何かございましたら、お気軽にご連絡いただければ幸いです。