都立八柱霊園にて、中国産マホガニー（赤御影）とG623の明るく印象的なお墓を建立しました

ホームページをご覧いただきまして、ありがとうございます。武蔵石材店の井岡進と申します。都立八柱霊園に建立させていただいた、中国産マホガニー（赤御影）と白御影G623を組み合わせた明るく印象的なお墓をご紹介いたします。

 

都立八柱霊園　中国産マホガニー（赤御影）・G623

 

八柱霊園にお墓を建てたいというお客様がお店にお越し下さいました。江戸川区にお住まいの方で、今回当選されたそうです。「こんなお墓にしたい」というご希望が明確で、お打ち合わせのためにイメージ図をお持ちくださっていましたので、区画の広さに合わせて図面を作成してご提案、建立をお任せいただけることになりました。

 

赤い石を使った明るいイメージのお墓です。中国産のマホガニーという赤御影石で、外柵材で代表的な白御影石G623を組み合わせています。もともとお持ちになったイメージ図が同じ色の組み合わせとなっていて、ご希望に沿って製作しました。桜の彫刻や「絆」の文字についても、何度目かのお打ち合わせでご希望いただきました。

 

「絆」の文字は、お客様がイメージに合うものをご自分で見つけてお持ちくださったものです。「周りに桜を彫刻したい」というご希望で、桜についてはこちらでデザインをご提案しました。

 

いくつかお作りしたパターンの中から、桜の花の中に葉が少し添えられたデザインをお選びいただきました。色は入れていませんが、赤御影のマホガニーは素彫りでも彫刻が映えます。

 

花立は丸い形をご希望になりました。全体の柔らかさが引き立つかわいらしい形状です。前面に、棹石と同じ桜を彫刻しました。

 

香炉も丸みがあり、柔らかいイメージで統一感を持たせています。また、今回のお墓は納骨室の前壁にも赤御影石を配置したのが特徴です。お墓本体が赤や黒で、外柵に白御影を組み合わせたお墓は近年よく見られますが、前壁にも赤を使っているのは珍しいと思います。

 

棹石を側面から見たところです。仏様のお名前を右側面に彫刻しました。ご希望で大きめに面取りをして、丸みを出しています。当店の展示場に、丸面取りをしたお墓と従来のような糸面のお墓を展示しているのですが、実際にご覧になって丸面取りをお選びになる方も多いです。

 

いくつかパターンをご提案して、高めの外柵をお選びいただきました。お隣との仕切りがしっかりしていて、重厚感もあります。角は大きく丸みを付けました。

 

踏み石にも赤御影を配置しました。ご希望で、磨き仕上げのままとしています。

 

お墓本体から納骨室の前壁、踏み石まで赤御影石が続き、とても印象深い仕上がりになりました。桜の彫刻もきれいに仕上がり、お客様には大変喜んでいただけました。お墓というと白やグレーをイメージされる方も多いと思いますが、近年はこうした明るい色合いの石を使うことも増えてきて、当店でも建立させていただいています。遠くからでも目を引く明るさが、とても印象に残るお墓になります。今回の組み合わせは、私自身初めて製作したので細部に気を遣う点もあり、大変勉強になりました。貴重な機会をいただきましてありがとうございました。